案山子
案山子 かかし
どうしてこういう字になったのでしょうか。
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ。。。。
と、宮沢賢治の詩に一番ふさわしいような気がしてなりませんが。
どうも昔はかかしというのは、髪の毛や魚の頭を焼いたものを刺して田畑に立てて、くさい臭いで獣や野鳥を追い払ったので、「嗅がし かがし」と言ってたらしい。
それがいつか清音になって かかし と発音するようになったらしく、案山というのは中国では、平らなところという意味らしく、その辺からきているらしいです。
近くの焼肉屋の玄関に置いてあって、いつも気になってた案山子くん
けっこうオシャレ。
さて、案山子と言えば、さだましの曲をどうしても思い出してしまいますねえ。
「元気でいるか~街にはなれたか~友達できたか~」っていうやつです。
30代になったのころ、転勤で初めて大都会東京で一人暮らしを始めたころ時々懐かしみながら聞いてました。
ホームシックになってたわけではないですが、なかなかじ~んと来る詩です。
実は案山子くん、日本で初めて出てくるのは実はあの”古事記”なんです。
久延昆古(くえびこ)というなの一本足の神様で、ずっと田や畑の中に立っているので色々なことを知っていて、もの知りなのだそうです。
あの出雲大社に祭られている大国主大神が日本の国を作る話の中にでてきます。
どうも、手荒に扱ってはいけないようです。
でも、世界中に案山子はいるみたいです。それぞれの国の逸話もあるようですが、
やはり同じように、獣や鳥よけのためみたいですね。